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「貴方は 死んだことを後悔 してますか?」
俺は少女を睨んだ。
後悔?
するわけない。あんな世界で生きてて楽しいわけない。俺は___...。
「してない。後悔なんてするもんかっ!」
少女無表情のまま、俺を指差すと何の感情も込めていない声調で言った。
「貴方は地獄行き決定です」
"地獄"という言葉に目を見開くと、一瞬で真っ白な世界が真っ黒な世界に変わった。永遠に続く穴に落とされたような感覚。
「おめでとうございます。地獄行きですね」
少女の声が、そう頭の中で響いて俺の意識はなくなった。
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