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そしてここでやっと父親の口から声が放たれる
それはとても痛々しいことばだった
[死の森へ飛ばせ、転移術師]
その声と共にすぐに横に術者が現れ魔法を練り始めた
レクシアには意味がわかっていた、わかっていたのだが、このまま別れてしまうのはとても悲しい、さっきまで自分の母親だった人にも睨まれ、自分の心は、ボロボロになっていた
(母上‥転移なんてさせないですよね?母上!!)
母親に訴えるかけるようにみつめるが
母親は
[あなたみたいなのは息子じゃありません、こちらをみないでくれませんか]
と冷たく言い放った
この言葉にレクシアは、
[母上‥そんな‥]
これが心に深く傷を負った時だった
[転移魔方ができました、転移させます。]
この言葉と同時に、レクシアは
この場から消えたのだった
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