無駄な正義感は捨てた方がよかった…

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僕の名前は花咲 李白 ちなみに高校2年生。 今は塾帰りで薄暗い繁華街を通過しております。 時間は遅いのになかなか多い学生たち。 遊ぶ暇あんなら勉強しろ!!ばーか まっ自分も馬鹿だけど… ……マジかよ…… 僕の目の前には 背が超高いイケメンヤクザと 眼鏡を掛けていて制服姿で参考書を片手に持っている中学生ぽい子。 そしてヤクザの一方的な暴言。 ヤクザ「おい…お前!腕に当たってくんじゃねーよ!」 中学生「………」 ヤクザ「謝れよ。」 中学生「………」 ヤクザ「無視してんじゃねぇよ!!」 とこんなかんじです。 僕はヤクザの周りをうろちょろしている。 どうしてかって? 早く家に帰れって? どうしてもここから離れられないんだ。 理性が言うには「何事もなかったように通り過ぎろ。」 感情が言うには「ヤクザを一発殴ったれ」 ……と言う思いたちに苦しめられてこの場を離れられない。 自分で言うのはなにかと思うが 僕は人一倍正義感がある。の癖に人一倍弱いのだ… もし自分が強ければ殴りかかってるよ? でも弱い僕が殴りかかったら… うん。病院送り。死ぬかもしれない。 だからたったい今命懸けでなやんでいるのだ。 なんかもう…泣きたい。
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