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「あれ?佐伯高校の制服じゃん?」
という男の人の声とともに後ろから肩を掴まれた
びっくりして後ろを振りかえると
近所の高校であろう制服を着た男の人3人がいた
髪は金髪やら茶髪やら…
高校生なのに煙草を吸っている人もいる
「あ、カワイイじゃーん!!
ねぇ何してんの?暇なら遊ぼ?」
私の肩を掴んでいる金髪の人が言ってきた
「すみません、急いでるんで」
私はその手を振り切って逃げようとした
「えーっ冷たーい!
てか、逃げても無駄だし」
その金髪の人は私の腕を掴んできた
その反動で自転車がガッシャーンと倒れた
「やっ、離してよ!!!」
するともう一人に口を手で塞がれて
私は声を出すことができなくなった
無我夢中であばれてふりほどこうとしたけれど
三人に押さえられて
無理やり人気の少ない所に連れて行かれてしまった
そして薄暗くもう使われていないであろう倉庫のような所に着いた
さっきの所からそう遠くはない
誰か助けて!!!
叫ぼうとしても声が出ないし
ここから叫んでも聞こえるかどうか分からない…
私は恐怖で涙が目にどんどん溜まっていった
そして茶髪の一人が
私を壁に抑えつけて
「最初っから大人しくしてれば、こんなに乱暴にしなかったのに」
と言ってニヤッと笑った。
私はその人を必死に睨んだ。
「うぉー、俺、その顔超そそるわ
んじゃまぁ遠慮なく」
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