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学校まで着くのにはあまり時間はかからなかった
由芽が自転車置き場で降りて
「ほんとにありがとうございました！」
とお礼を言うと
「これからは気をつけろよ、由芽ちゃん」
と言って彼は由芽の頭をくしゃくしゃっと撫でた
由芽はそれでドキドキして顔をまた真っ赤にした
「照れてんの？可愛い」
彼はそう言っていたずらっぽく笑っうと
校舎に向かって去っていった
由芽のドキドキはしばらく止まらなかった
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