金持ちのバカと貧乏な天才と何事も普通な僕

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そんなことをしていると先生が入ってきて自己紹介の時間になった まずは一番前の席の人が立ち上がり自己紹介する 「私の名前は相田和訓です、趣味はパソコンで特技はプログラミングです。よろしくお願いします」 そいつは眼鏡をかけていて外見が31歳のオッサンのような奴だった だがここにいるということは高校生なんだろう 「相田君は今年で留年14年目なのでわからない事があったら教えてもらってください」 『まじか…』 『留年14年って…』 教室内はザワザワとしていたが当の本人は目茶苦茶堂々としていた そのあと僕の番が来た 「え~松本昌也です、趣味はテニス、好きなスポーツは野球とテニスです、よろしくお願いします」 普通に自己紹介を済ませ席に戻ると若生君が信じられない者を見たような顔でこちらを見ている 理由を聞くと 「何でそんなあっさりできちゃうの?俺無理だよ…緊張すると頭が真っ白になるんだ」 …どうやら若生君は極度の上がり症らしい そんなこんなで若生君の順番になった 「じゃあ逝ってくるよ…」 漢字が違う気がするが… 「頑張って!」 僕は順番がきた若生君にエールを送った
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