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魔法使いは使い魔を召喚する、なんて決めたのはどこの偉い人なんだろうか。 しかも召喚した使い魔との契約の際、力を示すとか、誰に得があってするんだろう。 理不尽だ。 別に僕は怖いからこんなことを言っているわけではない。 このルーナ・ルーダ、命にかけてそんな理由で使い魔の召喚を渋っているわけではない。 もしか弱い女生徒が力を示さなければならなくなり、怪我を負ってしまったら同責任を取るつもりなのかと、小一時間問い詰めたい――― 「御託はいいから早くやれ。か弱い女生徒達は皆終らせて、後はお前だけだ。それとも、怖いのか?」 誠に遺憾である。
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