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「痛っ!!」
その声にはっとして隣を見ると、**は垣根の枝にその長い髪を絡ませてしまっていた。
さっき無理矢理垣根に隠れた時に絡ませてしまったのか…。
「ああ!無理矢理にやったらいかんぜよ、ちくと待っとれ…今ワシが解いてやるきに。」
「あ…ありがとうござます//」
細く柔らかい**の髪を絡まった枝から解くと、さらりとその髪がワシの指に絡み付く。
「龍馬さん…取れますか?」
「!…ちくと時間をくうかもしれんのぅ………。」
ワシはその絡まった髪を指先でキュッと握り、その髪にそっと唇を重ねた。
ワシの心は、もう**に囚われてしまっておる…
どうか、このまま…
おまんと一緒に、共に生き行けたら………
そんな想いを心に願いながら…
. fin
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