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「なあなあ、お前ら知ってるか?昨日あの超有名ホラーゲームの発売日だったんだぜ」
ホラー、オカルト、怪談、心霊現象…………
この単語でまず最初に浮かぶのは幽霊云々よりもコイツの顔だ
永田 春哉(ナガタ ハルヤ)
「おい、聞いてんのかって雅史」
春哉に名前を呼ばれ我にかえる
短い前髪に襟足の長いウルフスタイルの髪型をした、少し派手な容姿の春哉
明るめの髪色に少しばかり日焼けした肌はスポーツマンのように見える。
実際彼はサッカー部に所属していてスポーツが得意だ
だがその反面誰よりもゲーマーである。
特に上手いのはホラーゲーム。
正直学業の方の成績はあまり良くないのだが、ゲームの謎解きに関しては神がかって優れていて素直に凄いと思う。
「ああ、聞いてるよ。CMでやってたヤツだろ?」
「そうそれだ、早く家に帰ってやりてぇよ」
そういって嬉しそうに微笑む春哉は無邪気な少年のようだ。
「ゲームばっかしてないで勉強くらいしろよな」
呆れたようにため息混じりにそう言ったのは隼人だ
春哉とは対照的に長く黒い前髪に色白なせいか少し女っぽく見える容姿。
見た目だけなら確実に隼人の方がホラーゲーム好きに見える
城金 隼人(シロガネ ハヤト)容姿端麗、長身痩身
「そんなこと言って、お前もいっつも勉強なんてしてねぇじゃん」
少しふざけたように春哉が言うと、隼人は「俺は赤点なんてとらないからな」と嘲笑った。
確かに隼人は勉強しなくてもそこそこの成績を納めていて中々に天才である。
恐らく隼人が本気で学業に取り組めばこんな馬鹿高校なんかよりずっとレベルの高い高校に行けたに違いない。
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