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職務怠慢……。己のするべき仕事、責任を蔑ろにし、怠けることなどを指して言う。
その職務怠慢によって、時には知らない誰かの命を奪ってしまうことだってある。
今回で言えば、俺だ。……尤も、俺は職務怠慢なんてしていない。健全な──漫画も読むしアニメも観る、ゲームもするし小説も読む──高校生だった。そう、あくまで『だった』……、つまりは過去形。過去のことだ。
俺はその誰だか知らない奴の職務怠慢によって、命を奪われてしまったのだ。
そもそも、俺に一体何が起きたのか。
それを今から聞かせてあげよう。
始まりは、遠い昔……遙か彼方の銀河系で……。
「って、スターウォーズか!」
っと、思わず自分に突っ込んでしまうとは。
まぁいい。話の続きだ。
あれは、ある晴れた朝のことだった。
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