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「だああああッ!?人が一番気にしてることをッ!?今度はグーで殴らせてくださいッ!」
「は、二番目は何か当ててやろうか?体重か体重だな体重だろッ!何せあんなに重いんだからなッ!」
「ふ、ふふフフフ……もう許せませんそこへ直れェッ!ふん縛って砂鮫の群れに放り込んでやりますッ!」
「おうおうおう。できるものならやってみやがれこのツルペタスベタのチンチクリンがァッ!」
互いの発言はやはり互いの怒りに油を注ぐ。種火は一瞬で火と化し、自力で消火できないレベルまで成長してしまった。
一触即発。
今にも硝煙煙り銃弾飛び交いかねない剣呑な空気が場を支配する。
「……ふみゅう」
「「ふみゅう?」」
しかし2人の殺気は謎の一言によって霧散する。首を傾げる2人はキョロキョロと音源を探し、1人の少女を見つけた。
「ふにぃ……」
「誰だこいつ。さっきはいなかったぞ?」
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