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「おいおいおい、ちょっと待て。何で触るのが確定済みなんだ?」
「さあ?ご自分の胸に手を当ててみては?」
アレックスは倒れていた少女を背負う。仕事柄力仕事は日常茶飯事。同年代の男子より遥かに体力があるくらいなのでこれくらい朝飯前だった。
「うぐっ……これは」
「アレックス? キツいなら代わるぞ?」
問題は精神的なダメージが大きかったことか。背中に当たる少女の胸は自分の平坦なそれより遥かに豊満で柔らかいのだ。それに何となくいい匂いが鼻をくすぐる
自分が普通の女の子ではないと否が応にも強く意識させられる。かといってカザハラに任せれば、カザハラがこの感触を味わうことになる訳で。
「いいえッ!結構ですッ!あまり舐めないでくださいッ!」
それはどうしても避けなければいけない。
アレックスは少女の胸の感触に苦しみつつ、急ぎ足で出口を目指した。
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