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・・・・あれから1週間位たった今も自宅謹慎中。
俺の家は14階建てのマンションの9階でなかなかの豪華さが溢れるマンションなのだ。
現在は、おばあちゃんと2人暮らし。
今は夏綺峰が訪ねて来て、2人で会議中である。
あの日の事を、神谷崎の事を。
「『神谷崎 竜也』鳳凰学園高等学校出身、真面目で明るく清潔感が溢れ顔立ちも良い、そして極め付けは、神谷崎財閥のお坊っちゃま、そしてクラスの男子からも一目置かれる存在で人気も上々、性格も優しく頭の良い秀才で、悪い部分が一切見当たらない好青年」
・・・・・だったが。
「俺の得た情報じゃあ、転校してくる前にいた『鳳凰学園』はエリートを多く輩出していたが奇妙な事件が次々と発生しエリートが皆殺しされ廃校になったらしい。そして事件を起こしたのは神谷崎だって噂だ」
「お前の言っている事が正しければ、この学園のエリートも皆殺しになるかも知れないのだよ」
夏綺峰はサラッと不吉な事を言う.....。
あながち夢物語では無い話なだけに動揺しているを隠しきれない。
「コレからどうするかが問題がだな、まずはあの後どうなったのかを情報を集めるしかないな」僕は頭が良い方ではないのでこれ位の案しか出てこない…。
が夏綺峰もそれに賛成し今日の会議はあっけなく終了。
「では今日は帰るのだよ、また情報を掴めたら連絡する」
夏綺峰はそういうと帰る準備を始めた。
まぁアイツは謹慎中の間にはさすがに動かないだろうと考え今は様子見かなぁと思い。
「じゃあ下まで送るよ」
と言って僕も用意する。
エレベーターで下に降りる。
そこにまたアイツは現れた......。
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