学園へ

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改めてこの学園の凄さに驚かされる。 なかなか有名な学校といっても、都市の方でも同じくらい有名な学校がいくつもあるのになー。どうしてアクセスの悪いこの学園を選ぶのだろうか。 なんだか納得できない気もするが、かの有名な六皇門守の本家を生で見ることなんて殆どないため、気にしないでないでいいや。 なんかラッキーだし。 そうして他のクラスで知り合いが居るかや学校内の設備にていて調べて、かれこれ10分ぐらい色々やっていると聞き覚えのある声が聞こえてきた。 「やっぱこっちであってたじゃんか~」 「…スマン、彼奴等のことだから会場近くにうろついてるものだと…」 向こうの方から短髪で長身の女子が頭一つ分ぐらい背が高い男子に説教しながらやって来ている。 「レオ~、竜~、お久しぶり~」 そんな相変わらずな二人に僕は大きく手をふって挨拶した。勇人も珍しく満面の笑みを浮かべて手をふっている。 勇人ファンの生徒がこの姿をみたら面白い反応が見れるだろうと思ったのは余談だ。 やって来た二人を改めて見ると、身長がすごく伸びていた。只でさえ小柄だった僕がより小さく見える。……鬱だ。 「よー奏、久しぶりだな。 いやー変わんねーな、お前は。身長とか」 そんな僕の様子を知らずか、男子―竜が身長のことに触れるもんだから精神ダメージが…。 「竜、何言ってんのよ。気にしないでね奏、元気だった?」 女子―レオのフォローで何とかテンションを持ち直す。
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