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黒板は無論、標準の高さに備え付けられているし、先生が高い位置に書き込んでいる訳ではない。
つまり先生の身長が物凄くひくいのだ!
ふー、よかったよかった。謎の違和感は解消されたぞ。
違和感の原因が解決されたので、僕は先生の背伸びしながら黒板に文字を書く姿に癒されながら残りの時間を過ごした。
黒板に書き込まれた必要事項は気に止めておかなくても良いことみたい。
解散前に先生は黒板に書き込んだことを適当に説明し直しただけで、午前の内に全日程が終わりみんな駄弁りながら教室から出ていった。
そんな中に含まれる僕たちは新しくクラスで一緒になった、エルス・ウェルーンさんと梅本咲さん達と中庭へ。
「いや~、クラスの皆の自己紹介聴けなかった事もあれだけど、僕の自己紹介ってどうなったの?」
移動中に自己紹介したが、二人とも僕が男子であることに少し驚いていたので、自身の紹介がまともだったか気になってしまう。
着いてからすぐに質問したらレオが経緯を説明してくれた。
気絶している僕から自己紹介をスタートしようと計画していた林先生は気を使って最後に変えてくれたらしい。
だが結局色々やったが起きなかったため、レオが代わりにしてくれてたらしい。
レオとしては、クラスの皆に奏をしっかり覚えて貰おうとインパクトがある紹介にしたそうだ。
思惑通り僕の自己紹介は上手くいったそうだが、本人談じゃないので信憑性に欠けていたそうな…。
工夫して僕の代わりにしてくれたのは誠に嬉しい。けれど自分が危惧しているとある誤解が発生していないとも言い切れない。
しっかり起きていれば…いや、今頃後悔したところで何か変わるというのではないが、やはり悔しさが残る。
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