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レオ的には話し忘れが無さそうだが、何せ内容が衝撃的だと思われる箇所があったため半信半疑で聞いていたのだろう。
ここに着くまでに僕の自己紹介をしたらとても驚いていたからだ。
変な勘違いをされたくないのでなんとかしたいのだが、もう一度全員で自己紹介する機会は来年のクラス変えまでない。
勇人達は「インパクトは有ったんだ。皆に覚えてもらえているだけまだましだろう」と言ってくれているし、レオ達は「時間はかかるかもだけど、私たちも手伝ってあげるから」と激励を頂いた。
自身がその時気絶していたのがことの発端なのでこんなことにならないようにしよう、と心に強く刻んで反省しよう。
ふと空を見上げると朝は快晴だったがにわか雨が降りだしそうなどんよりとした空になりはじめていた。
「もうちょい遊んでいたいけど帰るか」
曇天を見上げていた勇人は残念そうに呟く。
因みにこの学園は俗に言う異世界と同じような場所にあり、元の場所とは気候や天候も違う。
能力や魔法で天候や気候に影響を与えることは出来ないでもないが殆んどの者には出来ない。
なので雨具を持ってきていない僕たちは偉大なる自然に逆らう事も出来ないので大人しく帰ることにした。
帰り道寮が近いもの同士かえることになり、勇人と梅本 咲さん、竜とレオ(獅子川 永久)、僕とエルス・ウェルーンさんで帰るペアに。
竜、レオとは校門を抜けてすぐに別れた。
学校に近い場所の寮に入ることができたらしい。
僕もそうだが三人も学校には遠いけれど買い物に行きやすいように選んでいる。
勇人、梅本さんとは今朝の集合場所であった時計台で別れた。
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