プロローグ

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その冊子には入学案内とかかれている。 というのも何を隠そう、本日が僕の入学式だかなのだ。 そして完全寮制だったから、引っ越しを強いられたのだ。 家から離れて2日目早くも心細い、ホームシックになるだろうか?……なるだろうな数日で。 なんとかなると心に言い聞かせ、ブルーな心を奮い立たせる。 そうだ、まだ僕にはやらるべきことが残っている。 冊子を開くと創立についての時代背景?がかかれていた。 『本校の創立は天災の後の出来事に起因する。 世界に壊滅的被害を被った天災が起きてから、能力に目覚めた者は増え始め、ほぼ全ての人族の学生で発現が確認されていてる。 そして、定住し生活を送ようになった多くの種族の人々も現在ではかなりの数になっている。 それらの要因が重なり、能力者の能力確認と能力や魔力の使い方も指導なども教育方針に盛り込む必要が生じ、 今まで無かった戦闘・自己防衛の授業や文化の授業、さらにはモンスターについての授業などの新しい教科が増やすこととなった。 加えて脳の基礎的な性能の上昇等も伴い、小中高いずれの学校も入学年齢の引き下げが行われる事になったため、本校も入学年齢の引き下げを行っている。』 僕は違和感を感じていないが、じいちゃんばっちゃんは「時代の変化やな~」なんて話していた。 昔と違うところには、資格や職業以外にも二つ名や称号といったようなものが与えられることも挙げられるそうだ。
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