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気が付くと部屋に朝陽が差し込んでおった。
「むう、ワッチは気絶しておったのか」
「おはようございます、お嬢様」
その言葉に反応し、顔を向けると兼続が茶を淹れてくれておる。
布団に入ってた所を見ると兼続が運んでくれたらしいの。
「世話を掛けたの」
「お嬢様の世話をするのが執事の役目ですから」
そう言い、茶を渡してくれる兼続は不思議そうな表情をしておる。
「昨晩、凄い叫び声を挙げてましたが、何かあったのですか?」
「まあ、ちょっとの……兼続よ、ツイッター用語を使ったり、胸を揉む幽霊は存在すると思うか?」
ワッチの質問にキョトンとする兼続。
まあ、朝から訳の分からぬ質問をされておるし、当然かも知れぬな。
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