狩りぐらしのケンシッティ

6/20
前へ
/28ページ
次へ
数刻後、ワッチの部屋に来た者は坊主と言ってよいのじゃうろうか? ツルツルの禿頭に大きめのサングラスと口ピアス、慶次ばりの巨体に筋骨隆々な肉付き、袈裟を着てなければ誰も近付きたくない風貌の男。 「初めまして上杉様、幽霊退治のエキスパート、不阿休(フアキュウ)と申します」 何か、色々と危険な名前じゃが頼りにはなりそうじゃの。 「それでは早速じゃが、経でも呼んでくれ」 「了解しました」 軽く会釈し、不阿休は通常より大きめの黒い数珠を持つと経を読み始めた。 「好きー好きー好きー好きー好きー好きーあーいーしーてーるー♪」 一休〇んじゃ、一○さんのテーマを経っぽく歌っておる。 「好きー好きー好きー好きー好きー好きー不ー阿ーきゅーうーさーん♪」
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!

51人が本棚に入れています
本棚に追加