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数刻後、ワッチの部屋に来た者は坊主と言ってよいのじゃうろうか?
ツルツルの禿頭に大きめのサングラスと口ピアス、慶次ばりの巨体に筋骨隆々な肉付き、袈裟を着てなければ誰も近付きたくない風貌の男。
「初めまして上杉様、幽霊退治のエキスパート、不阿休(フアキュウ)と申します」
何か、色々と危険な名前じゃが頼りにはなりそうじゃの。
「それでは早速じゃが、経でも呼んでくれ」
「了解しました」
軽く会釈し、不阿休は通常より大きめの黒い数珠を持つと経を読み始めた。
「好きー好きー好きー好きー好きー好きーあーいーしーてーるー♪」
一休〇んじゃ、一○さんのテーマを経っぽく歌っておる。
「好きー好きー好きー好きー好きー好きー不ー阿ーきゅーうーさーん♪」
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