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「今回の幽霊騒ぎを解決してもらうために呼んだ、不阿休と言うお坊様です」
「なる程な」
兼続の話しを聞きながら、チラ見してっとゴリ一休さんは天井の中を覗き込んでた。
「あークソ、妖気の元が何処かに逃げましたね」
「ならば、どうするのじゃ?」
「そうですねー」
天井に顔を突っ込んだまま、何か思案中らしいゴリ一休さん。
此処は俺が一肌脱いでやるか。
懐に忍ばせていたソレを取り出し謙信の下へ。
「お館しゃま、しょっしょれは!!」
後ろで驚きの声を挙げる紗助たん。
分かってんぜ、コレを渡すのは早い事くらいよ。
だが、俺の愛する謙信のためにもさっさと渡さねえとな。
「謙信、俺に良い作戦があるんだが」
「その作戦とは何じゃ?」
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