狩りぐらしのケンシッティ

11/20
前へ
/28ページ
次へ
「今回の幽霊騒ぎを解決してもらうために呼んだ、不阿休と言うお坊様です」 「なる程な」 兼続の話しを聞きながら、チラ見してっとゴリ一休さんは天井の中を覗き込んでた。 「あークソ、妖気の元が何処かに逃げましたね」 「ならば、どうするのじゃ?」 「そうですねー」 天井に顔を突っ込んだまま、何か思案中らしいゴリ一休さん。 此処は俺が一肌脱いでやるか。 懐に忍ばせていたソレを取り出し謙信の下へ。 「お館しゃま、しょっしょれは!!」 後ろで驚きの声を挙げる紗助たん。 分かってんぜ、コレを渡すのは早い事くらいよ。 だが、俺の愛する謙信のためにもさっさと渡さねえとな。 「謙信、俺に良い作戦があるんだが」 「その作戦とは何じゃ?」
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!

51人が本棚に入れています
本棚に追加