命短し愛せよ信玄

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「ぐっ」 このキレのあるツッコミ、流石は勘助だぜ。 だがしかし、これ以上ツッコミ+叱られってとピュアピュアキュンキュンな俺のハートが砕けちまう。 「どこがピュアピュアキュンキュンなハートですか」 「なっ!?心の声が聞こえてるだと、いつの間に勘助フラグが立った……気づかなかったぜ」 驚愕する俺をよそに勘助は深くため息を吐いてやがる。 「お館様とは付き合いが長いですからな、嫌でも何を考えてるかくらい多少は分かりますぞ」 なる程、付き合いが長いと心の声が微妙に聞こえるって訳か。 つまり俺が謙信ちゅわんと長年連れ添った熟年カップル並に濃密な時を過ごぜば、謙信ちゅわんの心が丸裸って訳か。 「善はダッシュだぜ」 「はっ?」
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