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一人でぼんやり考えて、気づいた気持ちに顔が熱くなってくるのを感じた時…
『…T中~』
と、駅到着のアナウンス。
それに従い、スッと本をカバンに入れて、彼女は降りて行った。
ここで降りるってことは、あの制服からしても、
……学校どこ??
そういうのに疎い俺は、サッパリ分からなかった。
分かるのは俺の降りる一つ前の駅だという事。
隣の駅。
ただそれだけなのに、嬉しい気持ちで満たされた。
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