試練

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自分はしてないくせに、人には告白しろって?自分を棚に上げやがってようっ なんて、そっくりそのまま自分に返せる事なので、口が裂けても言えない。。 てか、告白!? そういえば、考えた事なかった… 「何?考えてなかったの?」 ちょっと呆れつつ、でも笑って言われた。 「んー…。正直、そんな大それた考えには至らなかった…」 「カフェで見たけど、あれ、彼氏?」 「分からねぇ。でも、彼氏っぽいよな?」 「んー、見えなくもないな。」 ズーーーーーーン…ッ 重石が、、いや悪霊の類い?子なき爺?? 何らかの重みが背中にのし掛かってきたようだ。 第三者からそう言われると、『彼氏じゃないかもよ?』という小さな望みくんも、急にどこかに旅立って行ってしまった…。
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