ヘタレ脱出?

2/24
前へ
/286ページ
次へ
季節は秋。 11月も半ばで、木の葉が色づき始めていた。 告白するか!? と一時意気込んでいたが、 そこはやはりさすが俺…という事で、何も進展していなかった。 そんな秋晴れの朝、事故が起こる。 信号待ちで、たまにホーム以外の線路上で停車することがある。 今日もちょうど、停車していた。 彼女は座り、俺は斜め前の吊革に掴まって立つ。 彼女の真後ろとその左右合わせて3枚、窓が半分だけ開けられていた。 彼女を近くに意識しつつ、窓の外を眺めていた、その時…っ
/286ページ

最初のコメントを投稿しよう!

63人が本棚に入れています
本棚に追加