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すると彼女の右から「ありがとうね、お兄ちゃん!」とオバサン。
左から「ありがとう。君、大丈夫?」と若いサラリーマン。
三人とも青ざめている。
何故か恥ずかしくなって
「大丈夫です大丈夫です」
笑いながら手を振った。
と、赤いものが手の動きと連動して、飛び散った。
~~~血!?
頭と肩には、少し割れたガラスの破片がのっていた。
そして右手の甲には、運悪く突き出して来た枝で傷を負って、
血が流れ出ていた。
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