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頭が…真っ白になる…
こんな近くにいるとは思わなかった。
帰りの電車では会った事がない(と思う)
不意打ちすぎて、思考がぐちゃぐちゃになってる。
恋かと意識したけど、実際気になり出してから何日も経ってるわけではない。
てか二日。。。
「…あの。良ければ座ってください」
「〰!」
俺が黙ってるので、親切な彼女は再び席を譲る意向を示してくれた。
何か言わないと。
何かっ。
喋れっ俺!喋るんだ~~!口よ! 開けっ、口ーー!!
「…スミマセン」
小っちゃ!
何とか絞り出したのが、そんな蚊の鳴くような情けない声だった。
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