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俺が学校に着いたのは、1時すぎで昼休みも終わろうとしていた。
やっぱ来るんじゃなかったかな。
午後の授業を二時間受けに来ただけ…
昼飯も食べる暇なく…
ぐぅ~っ…
腹の音を鳴らしながら教室に入っていった。
「お~い、重役出勤すぎるだろー。」
からかいながらやって来た流は、俺の手に包帯が巻かれているのを発見して一気に真面目な顔になり、
「どうしたんだよ!?それ!」 と大声を出した。
それに気付いた周りのクラスメートも同じように寄ってきた。
説明が面倒なので、単に転けてできた傷という事にした。
流はそんな理由は端から信じてなかったようだが。
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