63人が本棚に入れています
本棚に追加
「心配かけてごめんね。…流達は?」
「まだレストランにいるよ。私は、川島君が心配だったから…先にきちゃった」
と笑う小百合ちゃん。
本当に可愛いと思う。
外見は勿論、知れば知るほど性格も可愛いらしい。
並んで歩くと、優越感に浸れるくらい、周りの視線が感じられる。
いや、違う……視線の先は
………………俺か!?
そういえば、気分が悪くてベンチに横になっていた。
枕的なものもないので、片腕を枕代わりにして。
右手を……
怪我してまだ一週間も経ってなくまだ完治はしてないが、痛みは薄れてきたので、つい忘れてしまう。
気分の悪さと自分の情けなさ、小百合ちゃんに対してのこれからの対応…等々頭がいっぱいで、
どんな寝かたをしてたのか
またもや包帯が血に染まっていた…
最初のコメントを投稿しよう!