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「~~~~~!」
言葉も出ない。
マジで何?俺!!
「!川島君っ、血…!」
小百合ちゃんに見つかった。
「ほんとに、本当にごめんなさい!まだ怪我治ってないのに、こんな所に誘ってしまって…」
泣きそうに謝る小百合ちゃん。
「いや、全然悪くないんだよ? これは俺の不注意だから!」
そこへ流と梨香がレストランから出てきて合流。
状況を判断して、「とりあえず帰ろう」と流が言い出したので、慌てて止めた。
まだ来てそんなに時間は経っていない。
全然遊びきれてない。
全ては俺のせいだ。
小百合ちゃんと俺がいなければ今日のこの企画は成り立たないのはよく解る。
だが自分のせいで皆をこれ以上振り回せない。
説得に説得を重ねて、重ねて、
ようやく俺は病院へ、皆は引き続き遊園地で、という事で話はついた。
皆はめちゃくちゃ渋々だったけど…。
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