迷惑と困惑と

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そんな俺の心中をいつも通り的確に察知した流が、 「別にいいんじゃね?友達だし。」 兄貴~~~!! もう俺、これから流の言う通りにするよっ。 ついて行くぜ、どこまでも! 多分心のセリフが顔中に出ていたんだろう。 流は「…決めんのはお前だけどな?」 と、つき離した。 兄貴~…。 ま、確かに友達だしな? 俺は正直まだ友達にもなれていない気がするんだけど…。 このっ、今朝の、手紙にも書いてあるように! “友達”なんだ! 「いいよ。」 この返事が出来るまでに、3科目の授業が過ぎていた……。
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