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スポーツが好きで、部活の練習もキツイがそんなに苦ではない。
今まで周りが付き合ったりし出してる中、部活で忙しくしている事を不満に感じたりはしなかったし、多少羨ましいが、恋愛にそこまで気持ちがいかなかった。
名も知らない彼女に気付くまでは。
次会えるのは早くても1ヶ月以上先なんだな…。
またしても同じ事を考えてガックリ肩を落としていると、
『T中~』
この駅名アナウンスは一種の合図。
半ば諦めながらも開いたドアに、反射的に姿を探していると…
彼女が来た。
そして迷うことなく、俺の隣の席に座った。
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