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皆と別れて一人になった俺。
自然と視線は彼女達の方に。
少し離れてるから会話は聞こえない。
でも、なんか楽しそう。
心が沈んでいくのを身体全体で必死に抵抗する。
でも無理。
心が沈んで、そのぽっかり空いた穴をのぞいても何も見えない。
底が抜けた。
駅に着いた。
二人を見る事もなく、降りた。
いつものように片足ずつ踏み出して、この17年間してきた身体の記憶だけで、なんとか歩いて帰った。
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