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「え?流って、あの流!?だよな。」
「う、うん。…鉄男は…もしかしたら気づいてたかもだけど、、、私流が好きなのっ」
誰も居ない部室。
そして告白。
シチュエーションバッチリ。
ただ、相手が……勘違い男。
「付き合ってる娘はいないけど…。好きなヤツは…いるみたい。」
何か申し訳ない…気がする。
もしかするとヤツ=俺かもだし…
「そうなんだ……。
好きな娘がいるんだ…」
ヤツね!ヤツ!娘じゃなくてっ
言葉にはしないが、追い討ちをかけるように、心の中で訂正してみた。
「ありがと。ごめんね、こんな事いきなり言って。鉄男は一番の友達だからもしかしたら流のタイプとか知ってるのかなぁとか思ったら…つい突っ込んだ事を聞いちゃった。
あ、この事…流には内緒にしててね!
いつか…自分から告白するから!」
そして梨香退場。
…………あ、流 流っ。
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