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「いやいや、普通大型のトラックに轢かれたら死ぬよ?
ってかその場で死ななくても僕が…」
そこまで言うと神は言葉を詰まらせた。
「僕が?
どういう事です?
これは、聞く必要がありそうですね。」
そう言うと、ネオンは服至る所に仕込んだ文房具を構えた。
「さっさと白状して下さいね♪」
しばらくお待ち下さい。
「や、やめっ!!
ペンが鉄を貫通するなんて、ありえないよ!!」
しばらくお待ち下さい。
「ちょっ!!
眼球は洒落にならないって!!」
しばらくお待ち下さい。
「ぎゃああああああ!!」
…しばらくお待ち、もう、いいや…
「約束破っちゃうけど、答えるよ…
だから、もう止めて下さい(泣)」
かなり荒んだ表情で正座した神が涙目ながらに訴えた。
「最初からそうしてれば良かったんですよ。
それでは、説明を…」
「絶対に怒らないでね?」
「はい、怒りませんから、早く説明をして下さい。」
「うん、実は…」
神はこれまでの経緯を一通り話した。
途中、何かが折れる音がしたが、気にしないようにしながら話を続けた。
「これが、今のシグマ君の状況だよ。」
「…そうですか…
では、私もそこに転生させて下さい。」
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