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「そういう事を聞いているんじゃない。
軍の重要人物である姉さんが、何故、この学園にいるかっていう事を聞いているんだ。」
「シグマに毎日会う為に軍の上層部を脅迫、もとい、説得し、ここの生徒して潜入、学園長(クズ)と教師(ノロマ)と三年と二年の生徒(豚)を掌握していたんだ。」
なんとも欲望に忠実な姉である。
「…でも、あの担任は違うだろう?」
「レイの事か?
流石シグマだな。
レイの実力に気付くなんて…
そうだ。
彼は私の部下で、階級はあの性格上、少尉だが、実力は確かで情報集めや隠密行動に適している。」
「なるほどな。
それより、姉さんはこっちの家から通うのか?」
「当然、寮に住む。
これで毎日、シグマと一緒に通えるな♪」
セツナの笑顔にガックリと肩を落とすシグマ…
(俺の普通のスクールライフが…)
「心配するな。
ちゃんと私は、シグマから片時も離れないからな♪」
「いや、マジで止めて下さい。」
「なんだ?
シグマは私が嫌いか?」
「そういう事じゃなくて、流石にこの歳になると恥ずかしいから…」
「ふむ、シグマに恥をかかせる訳にもいかないからな。
分かった。
私も自重しよう。」
「じゃあ、時を動かすよ。
今日はこの時間で終わりなんだろう?
それなら、寮まで一緒に帰るから門の前で待っててくれ。」
「分かった。
光速で帰りの準備をして、待っている。」
「いや、光の速さを超えなくていうから…」
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