更に十年って…

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「そういう事を聞いているんじゃない。 軍の重要人物である姉さんが、何故、この学園にいるかっていう事を聞いているんだ。」 「シグマに毎日会う為に軍の上層部を脅迫、もとい、説得し、ここの生徒して潜入、学園長(クズ)と教師(ノロマ)と三年と二年の生徒(豚)を掌握していたんだ。」 なんとも欲望に忠実な姉である。 「…でも、あの担任は違うだろう?」 「レイの事か? 流石シグマだな。 レイの実力に気付くなんて… そうだ。 彼は私の部下で、階級はあの性格上、少尉だが、実力は確かで情報集めや隠密行動に適している。」 「なるほどな。 それより、姉さんはこっちの家から通うのか?」 「当然、寮に住む。 これで毎日、シグマと一緒に通えるな♪」 セツナの笑顔にガックリと肩を落とすシグマ… (俺の普通のスクールライフが…) 「心配するな。 ちゃんと私は、シグマから片時も離れないからな♪」 「いや、マジで止めて下さい。」 「なんだ? シグマは私が嫌いか?」 「そういう事じゃなくて、流石にこの歳になると恥ずかしいから…」 「ふむ、シグマに恥をかかせる訳にもいかないからな。 分かった。 私も自重しよう。」 「じゃあ、時を動かすよ。 今日はこの時間で終わりなんだろう? それなら、寮まで一緒に帰るから門の前で待っててくれ。」 「分かった。 光速で帰りの準備をして、待っている。」 「いや、光の速さを超えなくていうから…」
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