‐初恋‐

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  「すいません僕の話し相手なんかさせちゃって…」 神崎先輩は申し訳なさそうに頭をかいていた 「楽しかったからいいです」 「そうですかならよかったです」 下校時間になり私達は下駄箱に向かっていた 「えっと―…二階堂さん?」 「なんですか?」 ふと顔をあげると隣にいた 神崎先輩が正面に立っていた 「二階堂さんはその―…僕のこと気持ち悪くないんですか?」 神崎先輩は真剣な眼差しで私を見てきた 「先輩は気持ち悪くなんかないですっ!寧ろその―…優しいです―…」 私は恥ずかしくなり顔を背けてしまった
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