親の発明

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―宮子side 「ふむ、行ったな」 光が消えると、我が息子、真はいなくなっていた。異世界にうまく行ったと思う。 確率は100%だが、安心できない。 もしかして、化け物に襲われるかもしれないからな。 私はすぐに真の場所を確認する。 真はどうやら、森に着いたみたいだな。だが、動かない。気絶しているのか? 化け物に襲われないように携帯からバリアを張っておこう。 バリアを張るように設定すると、私は笑みを浮かべる。 「ふふ、真は帰って来た時には、どんないい男に成長しているか楽しみだ」 ――その宮子の顔は親としてではなく、女としての顔だった。 どうやら、真は元の世界に戻っても、安住はできなさそうだ。 ―宮子side終わり。
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