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「てか、何だこれ?」
俺は頭の中から聞こえる親父の声について聞く。
「ああ、これは指環から骨伝導で伝えている」
「ふーん」
「リアクション薄いなぁ。私は悲しいぞ」
「リアクションよりも、俺はデカイ狼に襲われている事の方が重要なんだよ」
今の状況を話す。
「おっと、そうだった。だか、安心しろ。戦うための準備はしている」
「何でそんな準備してるんだよ…」
俺は疲れたように言う。
「まあ、そう言うな。まずは指環を見ろ」
「ん?」
言われたように指環を見る。
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