異世界へ

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「聞きたかったんだ。この指環は何なんだ?」 親父に聞く。 「ああ、その指環は身体底上げ機だ」 「げっ!あれは副作用が大きいから止めになったはずだ」 俺は以前にも付けたことがある。あの時はネックレスだったが、力が上がる代わりに外したら、力が落ちた分を取り戻すために、きつい筋肉痛になるという副作用があった。 それはもう動かすのもつらいほどで、学校に行けず、復帰するのに一週間かかった。 そんな事があれば、警戒するのも当然だろ! だか、親父は自信満々で言う。 「大丈夫だ。副作用は無くしてある」 それを聞いて、安心した。 「さあ、バリアを解くから、あの狼を倒してみろ」 「はあ!?」 親父の言葉に俺は驚く。
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