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「な、何だこれ?」
俺はボタンを押されたあと、自由になったが、携帯から聞こえた声に疑問が隠せなかった。
「だから、安全だと言っただろう」
親父は全く噛み合ってない話をする。
「それは、親父のせいだろうが。で、今の声は何だ?」
「ああ、今のは携帯のfightingモードだ」
「んー?」
全く要領を得なかった。
「つまり、携帯が戦えるようになったということだ」
「でも、なにも変化がないぞ」
「それは、まだ入力してないからだ」
「入力?」
よくわからない。
「まずは実践あるのみ。1・2・5と入力して、通話ボタンを押すんだ」
「いきなり言われて、ついていけないけどやるか」
仕方ないからな。
俺は言われた通りに番号を押したあと、通話ボタンを押した。
すると、携帯から
『1・2・5 ソードフォーム』
と、聞こえた。
そして、携帯は形を変えていく
携帯の部分は変わらないが、それ以外の部分は縦状に伸びていく。
「うわぁ…」
俺はその光景に目を奪われた。
そして、携帯は変形し終えた。
携帯は俺の右手の甲に来て、手には一つの剣が握られていた。
形はレイピアのようだが、刃の部分はビームソードのようになっていた。
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