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携帯は先の部分が縦横五センチぐらいの黒い箱になり、繋がって、お玉のようになった。
箱はとても黒く、引き込まれそうで俺の好みだった。
「なかなかいい感じかな」
「うーん、もう少しセンスを改良するかな」
俺は形に満足していたが、親父は不満なようだ。
「真、携帯の画面を見ろ。モードの能力の説明が書いてある」
「ん」
言われた通りに携帯の画面を見る。
『―ボックス―
どんなものでも収納することができ、
いくらでも収納できる無限の空間がある。
生物なども空間の時が停止しているため、鮮度を保つことができる』
と、書かれていた。
「へー、んな能力がついているのか。予想外に便利な能力だな」
せいぜい大きいものが入れられるくらいなの能力だと考えてたけど。
「それはそうだ。その携帯には超スーパーコンピューターが内蔵されているからな」
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