128人が本棚に入れています
本棚に追加
ごんっと鈍い音をたて、俺の足にボーリングの玉が落下し、激痛が走る。
「……っっ!」
痛さのあまり声をなくし転げ回る俺。
下山田さんと春日井さんはおろおろしながら俺の顔を覗き込む。
苦痛に見悶える俺はローアングルからスカートの下山田さんを見上げた。
白い太もも。
ピンクの水玉。
ラッキーだと、その時は思った。
しかし俺の足の甲は骨折をし、1ヶ月間不自由な生活を送ることとなってはあまりに安すぎる代償とも言えた。
最初のコメントを投稿しよう!