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クッションは俺の顔面に直撃し、足が動かせない俺はそのままひっくり返った。
「痛えええぇぇぇぇ!!」
ひっくり返った勢いで俺は足を壁にぶつけ、激痛が走る。
「ば、馬鹿! 大丈夫!?」
慌てて春日井さんが俺を引き起こしにくる。
手を掴まれて俺が起き上がると春日井さんの顔が目の前にあった。
「ら、乱暴な女だな、全く」
「き、貴志さんがすけべなことばっかり言うからだよ!」
近すぎる顔に焦った俺たちはさっと離れて目を背ける。
二人とも真っ赤な顔をしていたことだろう。
目を背けた先の玄関に缶ジュースが2本置かれていた。
いつの間にかジュースを買ってきた下山田さんが、玄関にジュースだけこっそり置いて立ち去ったようだ。
……俺はなんだか違うフラグを立ててしまったようだった。![image=433874168.jpg](https://img.estar.jp/public/user_upload/433874168.jpg?width=800&format=jpg)
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