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ふとレーンの方を見て俺は驚いた。
下山田さんがガッツポーズを決めてはしゃいでいるのを目撃したからだ。
下山田さんもこちらに気づきはっとした表情を見せたが、俺は時田と一緒にいるところを見せるのが何となく嫌でさっと顔を背けてその場を足早に抜けた。
結局ボーリングは満席ということで、俺たちは街の山側にある昔外国人が住んでいた跡地を観光地にしているエリアへと向かった。
山の傾斜部にあるためにかなり坂を上らないといけない。
次第に暑くなり始めた今の季節にその坂を登ると汗もかなり出る。
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