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二人のマニアックな映画ネタに周りの人間はついてこれず、気付けば俺とクミの二人だけの世界になっていた。
「クミちゃんは本当に映画詳しいんだね」
「貴志さんほどじゃないですよぉ」
そういってクミはコロコロと笑ってポンと俺の肩を叩いた。
ボディタッチ!!
女性からのボディタッチがはいった!!
俺の計算では女性からのボディタッチはかなり相手の男性に好意を寄せている証である。
はにかんだ笑顔から見せる八重歯がふっくらした頬にマッチしており、どきっとさせられる。
この子はもしかしたら俺に気があるのかもしれない!
据え膳食わぬはなんとやら……か?
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