女川圭一郎のモテ期?の理由

4/25
前へ
/364ページ
次へ
時田があの日以来メールも電話もしてこないのは当たり前だ。 俺のした余計な行為が彼女の心にいらない傷をつけてしまったのだから。 とは言えどんなに悲しいことがあっても毎日の生活は俺に同情などはしてくれない。 いつも通りに上司には嫌みを言われ、客先には色々クレームを頂く。 腹が減ればものを食い、その度に金は消費される。 少ない給料で贅沢も出来ず、俺はスーパーエリーゼへタイムサービスの弁当を買いに行く。 思えば最近は仕事も忙しく、エリーゼに来るのも久しぶりであった。
/364ページ

最初のコメントを投稿しよう!

128人が本棚に入れています
本棚に追加