夏目宏市に専属絵師がついた理由

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翌日の学校。 今ではすっかりお馴染みになった下山田、一ノ瀬、春日井が楽しげに会話をしている。 当然僕は会話に加わらない。 ライトノベルの主人公は何故かクラスの男子と会話をせず、女子とばかり会話をしているが恥ずかしくないのだろうか? 現実世界ではそんな男はいない。 ちなみに昼食を屋上で食べる奴もいない。 大抵学校の屋上は鍵かかかっていて入れないものだ。 僕はライトノベルの主人公とは程遠い当たり前の学校生活を送り、理事長の娘に捕まって訳のわからない部活に参加させられるなんてこともなく、帰宅した。
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