夏目宏市がおつかいをする1つの理由

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小首をかしげた下山田さんはヤバイくらいに可愛い。 萌え殺すきですか? 「実はね、私先週からこのスーパーでバイトしてるの!先生とかみんなには内緒にしておいてね」 僕は首がもげそうなほど首をこくんこくんと立てに振る。 その様を見て下山田さんがふふふっと笑う。 「今日は大根が安いみたいだよ。よかったら買っていってね」 それじゃといって下山田さんは店員通用門の方へとひらりとスカートを翻し去っていく。 僕は「ありがとう」と特売情報にお礼を行って手を振った。 たぶんどうしようもなく呆けた顔だったのだろうと思う。
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