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「僕だってそれくらいするよ」
「じょーだんだよ、冗談。夏目って学校以外なら意外に普通にしゃべれるんだな」
「春日井さんこそ家の手伝いなんて無縁な感じなのに買い物?」
「いーや。私は今日からこのスーパーでバイトすることになったの。よろしくな!」
「えっ? そうなの?」
「なに嫌そうな顔してんだよ? さては裕子目当てでスーパーに来ていたから私が邪魔だとか?」
「ちちちちち違うよっっっ!!!!」
しまった……
自分でもびっくりするくらいでかい声を張り上げてしまった。
春日井さんも引いている……
「じょ、冗談……は嫌いな方?世界屈指の草食系男子の夏目クンが女の子目当てでスーパーに通ってたら、それこそ天変地異の前触れだから……」
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