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気まずい空気が流れたところに下山田さんがやって来た。
二人の間に漂うなにやら気まずい空気を感じたようであったが、敢えて気付いていない風に明るく下山田さんが話しかけてくる。
「ひかりもう来てたの?ごめん待たせちゃったかな?
夏目くんもこんにちは!」
「や、やあ」
「今日はほうれん草とにんじんが特売日ですよ。それじゃね! 夏目君」
下山田さんは特売情報を教えてくれ、そのまま春日井さんを連れて通用門の方へと消えていった。
世界屈指の草食系男子の僕は天変地異を起こすべく、スーパーに入り野菜売り場へと向かう。
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